はじめに
毎週月曜日と木曜日は公文式下郷教室の日です。地元の子どもたちが通ってくれています。下は幼小から中学3年生まで、約60人がプリントに向かい、うんうん頑張ったりそうでなかったりしています。
熱心にプリントに向かう子どもとそうでない子どもの違いははっきり言って能力なんだと思います。残念ながら。しかし、それほどでもないと思った子どもたちが気が付くとすんごくできるようになっていることも実際にあります。
それはなぜか?
できる子とそうでない子の違いは何か?
自分なりに考えてみました。
できる子はできる
たしかにできる子はできます。しかしそういう子どもであっても、いきなり方程式が解けるわけではないのです。与えられたプリントを自分なりに理解しながら、えっちらおっちら解いていく結果、小学生になる前に方程式を解いたりするのです。つまり努力の積み重ねをしている。新しいプリントを与えられたときに、これまでやってきたプリントを見返したり、頭の中を行ったり来たりしながら、解法を見出していくのです。努力の積み重ねが継続してきたことで、残っている状態なのです。
そうでない子の特徴
能力は高いけれど、それほど伸びない子の特徴として、与えられたプリントの中だけは理解できるけれども、そのプリントに書いていないことはできないことが挙げられます。つまり努力が積みあがっていない。これまでやってきたプリントを見返したり、頭の中を行ったり来たりできない状態なのです。
そうでないと思ったけれども、意外とできるようになる
能力はそれほどでもないけれども、気が付くと方程式を解いている子どもたちがいます。彼らの特徴は、根を上げないことです。公文式の基本の枚数は5枚なのですが、この子たちは絶対に5枚を崩しません。そうでない子たちはすぐに4枚、3枚、2枚、1枚と減らしていきますが、5枚に1時間以上(教材や教科にもよりますが通常は20-30分程度)かけてきます。へこたれないのです。
違いは何か?
継続は力なり
ことわざ
このことわざを知らない大人はいません。継続こそが力になるのです。で、今回の3タイプの違いを、レイヤー(層)で考えてみました。
できる子
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そうでもない子
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意外とできるようになる子
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どうでしょうか?
一番上が勉強だとして、そうでもない子の空白が気になります。もちろん一番下はゲームのイメージです。
どう改善できるのか?
地元の高校でアルティメットを教え始めて6年目になります。月曜日の午前中の授業で突然試合中座り込む男子がいました。聞いてみると、腹が減ったのだそうでした。僕は彼の能力を彼に伝え、彼に朝ご飯を食べてくるように昨年ずっと伝え続けました。すると今年最初の授業で何も言ってないのに食べてきていました。朝ご飯を食べてくることだけを伝えるのではなく、彼の存在が必要であることを伝え、その能力を発揮するには朝ご飯の接種が必要だと伝え続けた結果でした。
学校で教わることの中で一番重要なことは、日々のリズムの大切さだと思っています。朝起きて、洗顔し、朝ご飯を食べ、歯を磨き、排せつをし、着替えて、学校へ向かう。このリズムの習慣化だと思います。そのためには22時半には寝る。ゲームや携帯は10時で終わり。ゆっくり入浴し、歯を磨き、寝る。そういうことなんだと思います。
子どもたちはもちろん私たちも秘められた能力があります。それを引き出すには、きちんと寝ること。理想は8時間ですが、最低でも7時間は確保したいところです。寝ることで、朝の目覚めがすっきりし、リズムを作りやすくなります。そして習慣化の第一歩を踏み出すことができます。
習慣化の話はまた次回。
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