40歳になってからのディスクの楽しみ方

今年で49歳になるのですでに9年も経ってしまっていますが、40歳を超えてからの方がディスクを色々な方面で楽しめている気がしています。

アルティメット

アルティメットはご存知のように走る競技です。40歳を過ぎると本当に走れなくなります。走る練習すら走れなくなってきます。本当です。40歳をすぎても走れて日本代表にもなってしまう文化シヤッターの吉川洋平選手はまさに“キング・オブ・アルティメット“です。

では、走れない場合、どうやってアルティメットをするか?ですが、これは秘訣があります。真面目にやらないことです。これははっきりしています。真面目にやったら怪我します。怪我をしたら月曜日からの仕事に多大に影響し、家族がいるなら今後のアルティメット人生、もしくはフライングディスク人生において大きなマイナスとなりますので絶対に避けてください。

プレー面においては、これも真面目にやらないことです。学生と張り合おうなどど考えているあなた、それは一瞬だけの幻想です。やめておいた方が幸せです。むしろ、走れない雰囲気を出しつつ、敵の油断を待つのです。必ずやチャンスはあります。その一瞬の隙を見逃さず、ダッシュしてみましょう。そして得点できた暁には、こう言ってやるのです。

『あーよかった〜』と。

これで次への布石はバッチリです。

40歳をすぎてからのアルティメットの大いなる目的は、おじさんになっても楽しそうにアルティメットをしていることをアピールすることです。間違ってもミスをなじったり、相手に挑戦的な態度を取ってはいけません。楽しく負けてあげることも大人のアルティメットです。

ディスクゴルフ

ディスクゴルフは40歳をすぎてからが楽しいです。もちろん飛距離や18ホールを回るときの終盤の集中力などは若者に負けてしまいますが、むしろ飛ばないけれど技のデパートと言われるくらいの引き出しの多さを身につければ最強です。

それにはまず、自分に合ったディスクに出会うことが必要です。相棒とでも言うでしょうか。そのディスクさえあれば大抵のトラブルからの脱出はできる。そんな一枚。僕にとってのそれはDISCRAFTのBUZZZです。ミッドレンジで80mくらいまでならこれ一枚で十分です。サイドスローも投げられるので安心の相棒ちゃんです。

この相棒に出会うのには時間がかかりました。最初はINNOVAのROCでしたがうまく投げられず、ディスクゴルフの楽しさが全く分かりませんでした。しかし次に出会ったPRODIGYのM3がハマりました。ここまで20年経過。北上市の伊東格さんからいただいたのですが、これがフィットし、ディスクを操る楽しさに目覚めました。そして大会で調子に乗って購入したこのBUZZZで一気にディスクゴルフ熱が再燃しました。

皆さんにも相棒が見つかるといいですね。

フリースタイル

意外と知られていないのですが、見栄えするのがフリースタイルです。フリースタイルといっても、ジャンプして股下でディスクをキャッチする大技を披露するのではなく、ディスクを爪で回す“ネイルディレイ“や手から胸を通って反対の手でキャッチする“ボディーロール“程度で十分です。ネイルディレイだけでも十分かもしれません。見栄えすることで少しの間だけでもヒーローになれますし、ご自身のボケ防止にもなります。

まとめ

40歳を過ぎると、本格的な競技からは遠ざかっていきます。それは自然な流れです。その流れに逆らうのではなく、むしろそれを追い風と捉えて、フライングディスクと楽しむ人生を歩んでほしいと思います。

さらに言えば、盟友と言える仲間と出会うことも大切な老い方です。フライングディスクを通じてディスクと同じような相棒を見つけて欲しいと思っています。大切なディスクと同じように大切な存在。一生の宝になるでしょう。

楽しみながら50年くらい続けていたら、最年長ディスクプレーヤーということでギネスに載るかもしれませんよ。こないだアメリカに100歳のディスクゴルフファーいましたけど。

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